まずは臨時休業のお知らせから。今回はコーヒー鑑定士の講習を受けてきます。この鑑定士というのはおなじみJ.C.Q.A.の資格でして、商品設計マスター、 生豆鑑定マスター、品質管理マスターの三つに合格して初めて鑑定士になれます。それぞれ50名程度しか合格者がいないことから、相当な難関であることは間違いありません。
鑑定士はライフワークとして挑戦していきたいと思っています。今回は様子見も兼ねて商品設計マスターを受験することにしました。そんなワケで11日（日）は講習のためお休みさせていただきます。
そして先月、鳴り物入りで始めたシノキンナイター・・・あ、金曜日21時まで営業のことです。好評とは言えないのですが今月も継続します。宣伝の効果が出ないので控えめにお知らせします。
先日、お客さんからビールみたいに秋に入ったら苦目のコーヒーを【今月の珈琲・10%OFF】にしたらという提案をいただきました。なるほど。これは考えつかなかった。実に素晴らしいアイデアだと思います。と、言いながら今月は既にネタがあったので、そのアイデアは来月に回そうかと。これを書いている今日現在、まだまだ暑くて秋なんてとんでもないって感じですし。
ということで、今月はコロンビア サン・アグスティン スイート＆フラワーズにしました。なかなかたいそうなネーミングのコーヒーで、仕入れる前から期待度の高いコーヒーでした。まず生産地がサン・アグスティンというところ。創業した頃、ハウスブレンドはこの地のコロンビアを気に入って使用していました。なので、大変馴染み深い生産地です。
そしてスイート＆フラワーズという名前。コロンビアで芳醇な甘味・・・アンズのような甘味だろう。そして花のような香り・・・花の香りといえばバラでしょうよ。アンズとバラ・・・アンズ・アンド・ローゼス！・・・すいません、取り乱しました。なんてことを勝手に想像していました。
で、いざ現物が到着して焙煎してみると、これがかなり難しいコーヒーでした。香りを取ると味が足りない。味を取ると香りが足りない。何通りか焙煎を繰り返したこの時、タイミング悪くエアコンの乾燥で鼻と舌をやられて手も足も出ない状態に。今月の珈琲にすることを諦めようかと思いましたが、最悪な状況の中であることに気が付きました。今回は香りではなく味を取るべきだと。珈琲は香りが命ではあるものの飲み物であるということに。
実際のカップはコロンビアでありながらコロンビアらしくない味の出方をしています。確かに甘味はあるし、香りも程よい甘味を感じます。ただこれがコロンビアかと言われると・・・王道のコロンビアのそれではありません。そうだ、王道のコロンビアも今月入荷しました。こちらもオススメです。えっと、話がそれた。コーヒーをコーヒーで例えるのはどうかと思いますが、どことなくハワイコナのような雰囲気があります。
今月からここで紹介したコーヒーをCafe Angeさんのプレスコーヒーに採用していただくことになりました。いわゆる連動企画です。ですが焙煎はちょっと変えてあります。マニアの方はチェックしてみてください。無理を言えば豆を販売してくれるかもしれません←無責任
最後に毎月変わる今月の珈琲とオススメコーヒーをセットにした【今月の珈琲セット】。今月も変わらずたぐちプレミアムブレンドです。