昨年末の投稿なのでまだ記憶に新しいところではあります。新年一発目はコレ、と言っておきながら土壇場で変更です。理由としては、まだ納得の行く焙煎になっていない。というか、まだ十分時間を掛けてテストができていません。現時点での結論としては、中煎りにするともうダメ。ですので、今は浅煎りで熱の掛け方を変えてテストをしております。
ホントに美味しいコーヒーなんですけど、次回入荷が約束できません。もし万が一、間違ってもないとは思いますが、月の途中で完売なんかしちゃうとどうしようもないので、1月より日数の少ない2月にスライドさせようかと。そんなワケで、楽しみにしていた方にはホント申し訳ありませんが一ヶ月お待ち下さい。
超お気に入りと言うだけあって店主好み、甘味が感じられてボディ感が強いコーヒーです。そうだ、ついでと言っては何ですが「ボディ」って何?と、よく聞かれます。コレが非常に説明が難しいところなんです。専門的に言うと「液体の口当たり、特に舌と口蓋への質感に基づく」ということです。つまり口当たりに尽きるかと。口に入れたコーヒーの味の強さとでも言いましょうか。ここで気をつけたいのは酸味とか苦味とかの強弱ではないということ。その二つだけでなくもっと広く、コーヒーの成分の感じ方、みたいに踏まえていただくといいかと思います。その辺、興味のある方は意識しながらコーヒーを飲んでもいいかもしれませんね。
先程、間違いないロットと言いました。サン・アグスティンは農園名や地域名ではありません。このコーヒーが収穫されているウィラにはサン・アグスティン遺跡という遺跡があり、その名をブランド名にしているコーヒーです。だもんで、サン・アグスティンでもピンキリだったりします。もしこの先、このロットよりカップが落ちた場合は遠慮なく取扱いをやめることになります。もっと言うと実はこのサン・アグスティンは繋ぎのコーヒーです。
去年ひょんなことからコロンビアのコーヒー生産者と知り合うことができました。そこから某有名農園の関係者やら、コロンビアの有名ロースターだとか、有名カフェ経営者とか芋づる式(?)に繋がり、紹介してくれた方との繋がりで日本側もそこからコロンビアコーヒーなどの輸入をする会社を立ち上げることになりました。店主もそのプロジェクトに一枚噛ませていただくことになりました。
今はコロンビア側にウチが求めるコーヒーを輸出できるか、サンプルをもらってはフィードバックしてお互いを高めあっております。そこからこのサン・アグスティン以上のコーヒーが出てくることを願っているのでぜひ実現させたいところです。
最後に毎月変わる今月の珈琲とオススメコーヒーをセットにした【今月の珈琲セット】。今月は味が被らないようにThe Blend : Mas Que Nadaです。こちらは深煎りと浅煎りのブラジルを間違ってブレンドしてしまったことから偶然生まれたブレンドです。先月から販売していますが、ウチにしては普通のコーヒーの味がすると非常に評判が良いコーヒーです。